さて、Z1000です。
SS並みのモデルチェンジの早さですが、力が入っているのでしょうか。
3色あります。
メタリックスパークブラック/アトミックシルバー。
パールスターダストホワイト/キャンディバーントオレンジ。
メタリックチェスナットブラウン。
茶色だけ単色ですが、シートレザーがヘビ皮グラフィックです!
見た目は先代とはかなり変わった印象ですが、コンセプトは、スピードと性能を追い求めるのではなく、公道で乗る時の興奮とインパクトに重点を置いているとのことです。
エンジンの見た目もいかついです。3軸がまっすぐとはいってもエンジンの前後長は短そうですね。
77.2mm×50.9mmの953ccから77.0mm×56.0mmの1043ccになっています。
エンジンの高さを変えずに済む範囲でクランクシャフトの位置を下げてロングストロークにしているそうです。
そのために90cc排気量が大きくなっていますが、エンジン単体の大きさはほぼ一緒らしいです。
ヨーロッパ仕様で138馬力です。マレーシア仕様はどうなるでしょうか??
マフラーは腹下のプリチャンバー(弁当箱?)のおかげで先代よりも短くいかつくなっています。
そしてこれ。クールエアシステムです。
蜂の巣みたいですね。
蜂の巣ダクトを通ってフレームの中を空気が流れるようです。
シュラウド前方を吸入口にすることで、冷たい空気をロスなく吸入できるのがメリットです。
回すと吸入音が良く聞こえて楽しいらしいです。
こうみるとラムエアシステム?って思いますが、それとは違うって書いてます。
ちらりとフレームが写ってますが、エンジン同様フレームも大きく変わっています!
アルミのバックボーンフレームです。鉄のパイプフレームからよりSS色が濃くなった感じです。
また、2mmボアが大きくなったインジェクションボディもホリゾンタルからダウンドラフトに変更されています。
また、リヤショックもちらりと写っていますが変なところについてますね。
ホリゾンタルバックリンクと名前がついてます。
こんな風に動くらしいです。
水平に配置することで、マスの集中化に貢献しつつ、エンジンやマフラーの熱の影響を受けにくくなり安定した減衰力を発揮できるのがメリットになります。
確かにこの手のシングルショックの車両はそんなに激しい走りをしなくても走行直後はリザーブタンクが手で触れない位熱くなってるのでいいかもしれませんね。
このバックリンクも、カワサキ伝統のユニトラックと同じ動きをするように設計されています。
これらの為に、リザーブタンク無しのショックでも先代のものと同様かそれ以上の性能を発揮するそうです。
また調整機能もプリロードと伸び側減衰だけになっているようです。
圧側減衰の調整は無くても問題ないという考え方でしょうか?
フロントフォークはフルアジャスタブルで同じようです。
燃料タンクは15Lです。先代よりも容量は減っていますが、タンク内のデッドスペースが減っているそうです。
09モデル→全容量18.5Lで使用可能量17L
10モデル→全容量15.5Lで使用可能量15L
と書いてました。
ブレーキはラジアルのマスター&キャリパーで踏襲してます。
カワサキお得意のエキセントリック式のチェーンアジャスターに変更され、リヤキャリパーはトルクロッドを介して下側に着くようになりました。
ZRX風?な感じですね。
シート高も約5mm下がっているようです。実際に跨った時の足つき性はどれ位変わるでしょうか?楽しみです。
ハンドルも結構変わっています。
リジットマウントのファットバーです。まん中が28.6mmで両端が22.2mmのテーパータイプで、剛性といかつさを演出しているようです。
23mm幅広で14mm遠く7mm上がっているようです。(※ヨーロッパ仕様)シート着座位置との兼ね合いがあるので一概には言えないですが、先代よりもポジションは楽で余裕が持てる感じになっているでしょうか?
車重は218kg(※ヨーロッパ仕様)で先代より10kg軽くなっています。フレームがアルミになったのが大きいでしょう。
メーターとキーも変わっています。
キーはタンク前方に移動してます。ドカっぽいですね。(笑)
こうすることで、メーターを見やすくコンパクトに配置できると謳っています。
バータイプのタコメーターというのがちょっと気になります。ハイテク感はありますが、視認性が良ければいいんですが。。。
また、このメーターは角度を変えられるみたいです。工具無しで簡単にできるのがウリなようです。
また顔は先代までのZ1000を彷彿とさせますが、ヘッドライトがちょいと変わっているようです。
画像では分かりにくいですが、ラインビームヘッドライトなるものです。
これって何?と調べてみました。
ライトの光をリフレクターで何度も反射させて明るさと広い照射範囲を得るものらしいです。
そのために、ライトを小さくできるみたいです。
かなり変更点が多く力が入っているので、早く乗ってみたいですね。
先代もかなりいい感じで乗れたのでどう変わっているのか、期待できますね。
価格は1,134,000円(税込)
2010年1月発売予定です。
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