クラッチの滑り始めたKSRⅡ。
元気よく乗っていると滑りやすい傾向があるので、早めに交換です。
ミッションオイルを抜いてクーラントを抜いてキックシャフト外してRブレーキペダル外してクラッチワイヤー外して・・・やっとクラッチカバーを外せます。
きれいサッパリ外したところ。
フリクションプレートと金属のクラッチプレートが交互に入っています。
ビッグバイクだと全部で13枚とか15枚とか入っていたりします。
滑りが激しくなると、フリクションプレートの四角い部分が削れて無くなったり、クラッチプレートに焼きが入って紫になっていたりします。
そうなると、ミッションオイルもかなり汚れるので、フラッシングも必要になってくるので、滑りを感じたら早目に交換してあげましょう。
これがクラッチスプリングです。
左が新品で右が使用済みです。
見た目に縮んでます。
縮むとプレートを押し付ける力が弱くなるので滑りやすくなってきます。
なんかのついでがあってクラッチカバーを外す機会があったら、年数経っている車両ならクラッチスプリングだけ交換してあげるのもいいかもしれません。
全部組んだところ。
クラッチ周りは組むのが結構大変です。
クラッチハウジングのギヤとクランクからの1次ギヤのかみ合い、ウオーターポンプのギヤとのかみ合い、キックギヤとのかみ合いしっかり合わせないとクラッチカバーが閉まりません。
無理やり閉めるともちろん、動かなくなりますのでご注意!
クラッチカバーを丸ごと外すタイプは結構大変な作業なのでKSRは原付と言えども侮れないのです。
最後に・・・
クラッチワイヤーを付けようとしたら、レバー側の数本が切れていました。
このままだと間違いなくワイヤーが切れるので、一緒に交換です。
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